婿選びの基準

今朝、ラジオで流れていた話です。

『ネイティブアメリカンのナコタ族には、婿を選ぶ基準というのがあるそうだ。それは、男が狩りから帰って来た時、獲物をまず誰に与えようとするか!である。 自分の家族で独占する男は?・・・ もちろん失格! 好きな女性の家に持っていく?・・・これもダメ! “親を亡くしたり、夫を亡くしたりして、部族の中で一番困っている人に先ず獲物を持って行くかどうか” 父親は、娘に言い寄ってくる男たちの、ただその一点を見極めたという。』

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単なる強さではない、その中に併せ持つ思いやりこそが人間の価値だと説いています。

自己中心的大国アメリカは今、彼ら先住民から「本当の偉大さ」を学ぶべきです。

一方、障がい福祉にたずさわる我々にとって、常に肝に銘じておかねばならない厳しさであり優しさだと思います。また一方、利用者にも教えなければなりません。“世の中には自分よりも弱い立場の人がいる” ということを。 “んナコタあ 知らねえ”なんて“だアメリカン”!?

一丁前に私も一女一男の父親です。もう何年も生活を共にしてはいませんが、いざその時が来たなら、娘にも息子にも、この話を伝えなければなりません、出来るだけネイティブに。

(Sakai)

畑がはったけ(ほっとけ)ない状況に・・・

うねった畝も何とか真っ直ぐに、作りに作って な、何と 8本!!

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3月下旬より4月上旬にかけて、2種類の花といろいろな野菜を植えました。現在、花はベゴニア、マリーゴールド、野菜は、タマネギ、じゃがいも、キャベツ、サニーレタス、ブロッコリー、かぼちゃ、ミニトマト、ピーマン、なす、ネギです。最近ですが小松菜とインゲン豆の種まきもしました。これだけの植物(食物?)を育てるのは大変で、水まきだけでも重労働、晴れた日には毎日、近くの瀬戸川へ洗濯・・・ ではなく、水を汲みに行ってもらう人を選択し、ポリタンク2本で3回は往復、ズボンはベタベタ、汗びっしょり・・・それでも美味しい野菜の収穫のために はったけない(ほっとけない)日々が続くでしょう。

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 (T)

城山公園で花見大会 開催

4月7日(土)、尾張旭市 「城山公園」 にて花見大会が盛大に催された。前日の強風の中、職員T(私)が公園北側の池のほとりの芝生(?)に陣取りをしました。花見当日も風が大変強く、当初の場所から少し移動しての開催となりました。

寒い日ではありましたが、天気は大変よく、訪れる人も多くおおいに賑った。桜は5~6分咲き、それなりに雰囲気は盛り上がりました。「 尾張旭さくらまつり 」 開催中で、スカイワード前ステージでは各種イベントが開催されていて、高校生ブラスバンド部のノリのいい演奏にノリノリで盛り上がったり、ステージ・ショーを見たりしました。その後、スカイワードあさひの展望台に上りました。海抜146mからの眺めはとても素晴らしいものでした。12時近くまであちらこちらで楽しんだ後、各自 家から持ち寄ったお弁当での昼食会となりました。職員Yさんは自宅の裏山で取れた竹の子を使った炊き込みご飯のおにぎりを朝早くから作り全員に振舞ってくれました。

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(裏山でたけのこが採れるなんてうらやまし~~!)とってもおいしかったので、職員Hさんは自分のお弁当を完食した上に、4つも食べたと自慢していました。私はアルコールも入っていよいよ調子が出てきました。偶然にもとなりに陣取って大宴会をしていた 「ちーとい」 の花井さんが、流しのお兄さん風に出前の歌を生ギターで披露してくれました。みんな笑顔一杯に手拍子をしたり、大合唱したりと、ますます盛り上がりました。寒さも吹き飛ぶ楽しい1日は、あっという間に終わりました。

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 (T)

障害を持っているからこそ・・・

ムーンワーカーズ開所から7ヶ月余り、手探りの中にもある種の手応えを覚え始めた頃。時には先輩方より教えを乞うことも必要だろうと、愛知県東部北端、森の中にある二つの障がい者福祉施設を利用者とともに訪ねていきました。先ずは、利用者が書いたその時の感想文をお読みいただきたい。ごく一部、かなづかいなどを直したほかは原文のままです。

「麦の里」は、とてもたくさん重い障がいの人がいて、脳せいまひの人もいて、自分ではごはんを食べることもままならないので、しょくじを見ると、ぐちゃぐちゃにこまかくきりきざんで、あれを食べさせてもらうんだと思います。あくしゅをしたかったけれど出来なかったので、とてもざんねんでした。ぎゅうにゅうパックでイスをつくるのはすごいと思いました。

「かいこ」は、ひかくてきかるい障がいの人がいて、自分でしごともしていました。しごとは、タオルにねふだをつけていたりしていました。すごいと思いました。とにかく人ずうが多かったので、自分むきではないと思いました。あそこは、それなりに人間かんけいがうまくいかないとやっていけないと思いました。どちらかというと「麦の里」の方が好きです。私はかるい障がいの人より重い障がいの人の方がみりょくてきだと思うからです。まわりの人がへんなやつだと思っても、自分なりにがんばっているんだと思います。なので、重い人の方がつよいと思うのです。     おわり

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「麦の里」さんの 作業風景

 自ら障がいを持ちながらも、自分より弱い立場の人を思いやり、親しみを持つ心。この文を読んで、私はモーレツにうれしくなりました。「麦の里」、「かいこ」の皆様から我々が学んだ以上に、利用者は、より多くのものを感じ取っていたようです。

これから先も我々職員は、利用者に教え、そして教わりながらやっていくのだと思いました。

 (Sakai)