次世代に残す膨大なツケ-アホノミックス焼きイモ

▽  長久手-豊田間の県道を走っているとほぼ毎日のように目にする光景。我がもの顔で走る積載オーバーのダンプカー、やらなくてもいいような道路工事が招く交通渋滞。遭遇のたびに思わずボヤキが出る。「ダンプカーも道路工事も丑三つ時にしてくれ!」公共工事で潤うのは土建関係業者だけで、一般市民にとっては、はなはだ迷惑でしかない。あげくの果て、次世代に膨大なツケを残してしまう。アベノミクスは所詮アホノミックス、頭がイモだ。

▽  尾張旭の一等商業地にJAの支店がある。その広い駐車場が1/4以上埋まる状態を今までに見たことがない。店にお客が入らないからだ。さぞかし土地の賃料は高いだろうに、それでも店は平気顔で営業している。「ここは役所か?」と思わずボヤく。JAは、農業部門の赤字を金融部門が穴埋めしている構図であるが、資金源の元をたどれば紛れもなく我々の税金なのである。なぜ?と思う人は、軽トラならぬクラウンを乗り回して遊んでいる農家の爺さんに聞いてみるといい。JA組合員が与党族議員の票田であり続ける間は、税金の垂れ流しも続く。TPPでコメの関税を撤廃する荒療治でも行わない限り、日本の農業は目を覚まさないまま死んでいくだろう。そしてまた、膨大なツケだけが次世代に持越される。

▽  そんな中、我々は900坪の荒地を耕し始める。なぜ?モリコロ基金から耕運機代を補助してもらえたからだ。ささやかな出来事に大喜びの一日。            (Sakai)