リサイクル広場を世代間交流の場へ

尾張旭市では、資源ごみの仕訳回収業務をシルバー人材と婦人会、そして我々障害者施設に委託しています。ムーンワーカーズ作業所は、この通称リサイクル広場に今年1月より仲間入りすることになりました。現在、作業所の利用者3名と職員1名が週1回の当番曜日をいただき、施設を訪れる市民の皆様とのふれあいの中、それなりに充実した作業をこなし始めています。

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いつもは作業所内にこもることの多い利用者にとって、このように一般市民や行政など施設外の方々と交わっていくことはとても大切なことであり、作業や訓練という枠を超えた意義があると思います。そしてリサイクルといえば、ゴミ削減から環境保護つなげる全人類の最重要かつ共通のテーマでもあることを、利用者が感じ取ってくれることを期待しています。

一つ欲を言えば、現在、障害者施設、シルバー人材、婦人会という個々の単位で曜日を決めて担当しているリサイクル業務を、たとえば毎曜日に全ての団体から1名づつ出し合って共同作業する、いわば「チームリサイクル」という考えを取り入れて欲しいのです。そうすることで、今まで交流がなかった高齢者と障害者、あるいはご婦人と障害者が互いに交流できるからです。

 2006年より近隣市町村に先駆けて実施されている当市の環境事業が、今後ますます多くの人々を巻き込んでいき、地域の憩いの広場として拡がっていくことを願っております。

      (Sakai)