ボランティアで陶器「量り売り」

先週木金土の3日間、多治見駅前のショッピングセンターで開催された陶器の「量り売り」を手伝ってきました。久しぶりのボランティアです。うわさに聞く多治見だけあって、外はうだる様な暑さ。それも手伝ってか、昼近くになると ”うながっぱ”に押されるように、店内は涼み客でそこそこ賑わいました。

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さて、瀬戸と並ぶ陶器の街、多治見でも、この「量り売り」は珍しかったと見えて、3日間で70kg以上の器が量りにのせられたのですが、まだまだ倍量の器が残っています。

実のところ、これらの器を作ったのは土岐に登り窯を構える一人の作家さんで、お気の毒にも数年前に脳梗塞で倒れられたのこと。

ご本人は、入院から通院へと現在回復途中も作陶復帰までには至らず、その間ほこりに埋もれてしまった大量の作品を ”少しでも処分して生活の足しに” と今回の「量り売り」となったわけです。
京都に生まれ育ったこの作家さんは、若い頃にかの有名な河井寛次郎に師事しており、個展を開けば茶碗ひとつが5万円という、まずまずの方だったようです。
その辺を見抜いてしまったお客さんは ”なんか、申し訳ないですねぇ、こんなに安くていいのかしら” なんて、かしこまりながらも箱書き付抹茶碗を数百円で買っていました。

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個展価格から実に二桁落ちです。私とてモノづくりで生きてきた人間、一個の作品の裏には十個の習作があることくらい想像がつきます。果たして土代くらいは出たのでしょうか。されどされど、これも世の流れか、結局大量に残ってしまった器をどうしたものか?
片付け終わって外に出れば、アスファルトからの照り返しが残るけだるい暑さ。それに相まって不条理感ひしひしと残る私とは裏腹に、ムーンワーカーズ利用者たちの顔には、人助けという希少な体験を終えた充実感があふれていました。         (Sakai)

エココラボThe NAGASHI SOUMEN

日本が世界に誇る最大の資源「水」、切っても勝手に生えてくる地域資源「竹」、使っても減ることのない無限エネルギー「重力」、そして地元スーパーで買った「そうめん」、これらを巧みにコラボさせた究極のレクリェーションを『流しそうめん』という。“究極”とくれば“至高”、その至高の位置から矢継ぎ早にそうめんを投入してくれたのが、ご近所の生活介護施設、おなじみの「ちーとい」さんです。

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そうめんを流したあとも、おにぎり、フランクフルト、漬物、かき氷まで、いやはや、まさに“究極のメニュー“でした。今回はまるっと、お世話になってしまいましたが、次回は“至高のメニュー”を思考して、「ちーとい」の皆さんをお招きしたいと思います。ちなみに、「ちーとい」率いる花井さんは、4月の花見会以来、「流しのおじさん」として、ムーンワーカーズ利用者に親しまれています。

(Sakai)

ありがとう!野口の郷ふれあい祭り

7月14日(土)、小牧市老人福祉施設「野口の郷」において「ふれあい祭り」が開催されました。プログラムには「晴子さんの似顔絵コーナー」と事前にPRしていただいての参加となりました。10:00から30分の前半と11:30からの後半とに分けての開催となりました。受付開始から大盛況となり、あまりにも申し込みの方が多く描き切れないのでは・・ という事で後半での申し込みをされた方も前倒しをして描く事になりました。合計で26人の似顔絵を描かせていただきました。

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そんな中で一人の女性が、開催内容に合わせ色紙を持参され、「遺影にしたいのでこれに似顔絵を描いていただけますか?」と差し出されました。こんな事は今回が初めてです、晴子さんもその似顔絵には失敗は許されないので全神経を注いで描きました。出来上がりは良く大変満足された様子で、陳列していた絵葉書も何点か購入して頂きました。似顔絵がこんなふうに評価されていた事は本当に驚きで、とてもありがたい事です。閉幕後にも何人かの人たちが「描いてもらえませんか?」と来られましたが、また次回のお楽しみという事にさせていただきました。最後になりましたが、野口の郷のスタッフの方々に心より感謝御礼申し上げますとともに、また似顔絵コーナーを開催させていただけるのを楽しみにしています。

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作業所の駐車場でバザー開催

6月23日(土)梅雨の晴れ間の中、ムーンワーカーズ作業所の駐車場にでバザーを開催しました。農業・環境部が14日に収穫した じゃがいも や、定番商品の 福だまり、金時キャラ、作業所のみんなが作った額縁、四葉のクローバーの栞、また、利用者の人やそのご家族の皆様、スタッフが持ち寄った品々などを朝9時から陳列し、予定通りの9時30分の開店となりました。

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急遽バザーの日を決定した為、小学校の授業参観と重なってしまう事態となってしまい、残念ながらご近所の皆様のご来場は少なかったのですが、利用者のご家族の方々や、近隣の施設の関係者の方達のご協力もあり、まずまずの売り上げとなりました。何だかバタバタしているうちに閉店予定時刻の12時となり あっ という間に終わってしまったこのバザー、またみんなでやれたらなぁと第2弾を思案しているところです。

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出来ればAsahi Farm で収穫したたくさんの野菜が販売したいものです。  (T)

城山公園で花見大会 開催

4月7日(土)、尾張旭市 「城山公園」 にて花見大会が盛大に催された。前日の強風の中、職員T(私)が公園北側の池のほとりの芝生(?)に陣取りをしました。花見当日も風が大変強く、当初の場所から少し移動しての開催となりました。

寒い日ではありましたが、天気は大変よく、訪れる人も多くおおいに賑った。桜は5~6分咲き、それなりに雰囲気は盛り上がりました。「 尾張旭さくらまつり 」 開催中で、スカイワード前ステージでは各種イベントが開催されていて、高校生ブラスバンド部のノリのいい演奏にノリノリで盛り上がったり、ステージ・ショーを見たりしました。その後、スカイワードあさひの展望台に上りました。海抜146mからの眺めはとても素晴らしいものでした。12時近くまであちらこちらで楽しんだ後、各自 家から持ち寄ったお弁当での昼食会となりました。職員Yさんは自宅の裏山で取れた竹の子を使った炊き込みご飯のおにぎりを朝早くから作り全員に振舞ってくれました。

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(裏山でたけのこが採れるなんてうらやまし~~!)とってもおいしかったので、職員Hさんは自分のお弁当を完食した上に、4つも食べたと自慢していました。私はアルコールも入っていよいよ調子が出てきました。偶然にもとなりに陣取って大宴会をしていた 「ちーとい」 の花井さんが、流しのお兄さん風に出前の歌を生ギターで披露してくれました。みんな笑顔一杯に手拍子をしたり、大合唱したりと、ますます盛り上がりました。寒さも吹き飛ぶ楽しい1日は、あっという間に終わりました。

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 (T)

What(ほった) time(いも) is(いじ) it(った) now(な!)! Citta(ちった)いもほり会

海が見える丘の農園“Citta Farm”の主である山本さんには、9月の開墾式以来お世話になっている。10月下旬、1反(300坪)ほどある山本さんの金時イモ畑で、収穫前のイモヅルをいただいたばかりか、今回はなんと、その畑で“芋掘り放題”。ただし、持ち帰りは、お一人様5株まで。ということで、ムーンワーカーズ一同と一般参加者、合わせて18名が連れ立って南知多に向かうという長い一日が始まった。金時イモを掘り始めて2時間、昼ごはんを食べ終えたその時、”What time is it now?” (掘ったイモいじったなぁ?)  “It’s thirteen-nine” (いつ?さわってな~ぃ) と、おやじGAGが13時9分をお知らせしま~す。ようやく(よう焼く掘ったイモが焼けた。でも、お弁当食べたばかりでイモたれしそう…。

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かくして “What time is Citta now” 「掘ったイモisちった、なう」で明け暮れた一日でした。

これら “知多の国から” の金時イモたちは、「私たちの愛情入り」ラベルが貼られ、当作業所オリジナル製品「アントキの金時」シリーズとして皆様のもとへお届けします。ご希望の方はこちら http://craft-moon.com/ (現在休止) からお買い求めください。

 (文:Sakai  おやじGAG 監修:カレーなるハヤシ)

雨でも「はるひ日和」

降りしきる雨も何のその、11月19日、「春陽まつり」が春日台養護学校の屋内にて開催され、ムーンワーカーズは9月の“はるひまつり”に続き、利用者、スタッフ総動員で出店しました~!

今回は、施設のみんなで採取・選別からラベルまで“愛情をこめて”制作した「金時キャラ」「ベビー金時」「プチムーン金時」を中心に、お客様に試食していただきながら販売しました。実はこの三種の金時シリーズ、同学校3年生3人が、ちょうど作業実習で制作を手伝ってくれた「アントキの金時」なんです。そんなこんなを説明しているうちに、先生や保護者の方々がどんどん買っていってくださいました。

image005 この日は、同学校の文化祭であり、店じまいするやいなやムーンワーカーズ利用者のみんなは、後輩にあたる生徒達、とりわけ実習で仲間となった3人の舞台を観劇して感激していました。“やぁ~、母校っていいもんですね。”かおりちゃん、ゆうき君、しょうま君、上手だったよ~! 先輩のみんなも我々スタッフもとても楽しんだ、まさに“はるひ日和”の一日でした。 “それでは、またお会いしましょう、さよなら、さよなら、さよなら…”

「高蔵寺フォークジャンボリー」に出店!

10月9日(日)「高蔵寺フォークジャンボリー」が、春日井市野町の都市緑化植物園で開催され、家族連れらで賑った。

会場には40近い模擬店がならび、そのにぎやかな活気をより一層盛り上げた。ムーンワーカーズも出店し、南知多の、山本さんの新米こしひかり、さといも、さつまいも、又 利用者、山野晴子さんの描くにがお絵 等、ムーンワーカーズの選りすぐりの品々を取り揃えた。

大人気だったのは、山野晴子さんの描くにがお絵で、他の模擬店には無い企画だったため、一時行列ができるほどであった。お客様が前に座るとほぼ同時に何のためらいもなく、すらすらと、5分ほどで描きあげるその速さは驚きであった。なんとその日は約2時間で10人以上のにがお絵を描きあげた。

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本人は「ついつい自分流にアレンジして描いてしまうので似ていない」 と言う。でも お客様は、にがお絵を「そっくりだよ」等と認めてくださるからこその、この人気ではないだろうか。晴子さんは「自分が絵を描く事で皆をを幸せにしたい」と言う。今日は幸せ者がたくさん出来た記念すべき日ではないだろうか。

半島の味 どれが一番?

美浜のグルメコンテスト 決勝大会で大健闘!

美浜町「ご当地グルメコンテスト」が10月9日、同町の南知多ビーチランドで開催され、予選を通過した12チームが味を競った。我がムーンワーカーズ作業所は豆腐と白玉を用いたパフェ、「 ソイSOYパフェ 」 でこの戦いに挑戦した。

コンテストが始まってすぐテント前に行列が出来始め、12:50の終了までなんと133食を完売した。結果、ムーンワーカーズは5番目に投票が多く、『 美浜町観光協会長賞 』を受賞した。 これは利用者、スタッフのチームワークの良さであった事は言うまでもない。ちなみに最も人気が集まったのは金比羅製麺の角煮を乗せた冷やしうどん「健美トンとん」がグランプリであった。

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作業所開設2ヶ月あまりでこの様な名誉をいただけた事はムーンワーカーズにとって大きな希望となった。

Citta Farm 開墾鎌入式 開催

かぼちゃの蔓と雑草 との戦い!

9月25日(日)、ムーンワーカーズ作業所では、我々の趣旨に賛同いただいた方々、利用者、スタッフ合わせて総勢15名で南知多町浜見台にある Citta Farm に於いて開墾鎌入式が開催された。

実際のところ、式とは名ばかりで、3~4年ほど休耕になっていた為、畑を覆い尽くした自生したかぼちゃの蔓と、雑草との戦いとなった。なにせ、150坪以上の畑のため草刈機2台と鎌による手作業では当然のことながら、全てを刈り取ることは出来ず、全体の半分ほどのところで、当初の予定時刻になってしまった。

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やり残した分は、オーナーの山本さんご一家にお願いすることとなってしまった。その後、昼食場所へ向う途中、2か所の畑を見学し、10月下旬頃に、さつま芋掘り会が予定された。

昼食後、山本さんから何を作付するか等の説明があり、「 畑の状態により、大根や白菜等でいけるか、そら豆でいくか考えましょう 」という事になった。

午後からは福だまりの製造元である徳吉醸造(株)の社長、沢田さんの説明で、見学をさせていただいた。

モノづくりがテーマのムーンワーカーズにとっては、人の苦労や努力を学ぶ貴重な体験となった。