作業所の駐車場でバザー開催

6月23日(土)梅雨の晴れ間の中、ムーンワーカーズ作業所の駐車場にでバザーを開催しました。農業・環境部が14日に収穫した じゃがいも や、定番商品の 福だまり、金時キャラ、作業所のみんなが作った額縁、四葉のクローバーの栞、また、利用者の人やそのご家族の皆様、スタッフが持ち寄った品々などを朝9時から陳列し、予定通りの9時30分の開店となりました。

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急遽バザーの日を決定した為、小学校の授業参観と重なってしまう事態となってしまい、残念ながらご近所の皆様のご来場は少なかったのですが、利用者のご家族の方々や、近隣の施設の関係者の方達のご協力もあり、まずまずの売り上げとなりました。何だかバタバタしているうちに閉店予定時刻の12時となり あっ という間に終わってしまったこのバザー、またみんなでやれたらなぁと第2弾を思案しているところです。

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出来ればAsahi Farm で収穫したたくさんの野菜が販売したいものです。  (T)

オンリーワンで生きよう (下)

時代は急変している。百貨店、家電量販店、そして銀行までもが業界2位以下の統合によるNo.1争奪戦を繰り広げている、そこに生き残りを賭けて。つい最近ではPanasonicとSONYが業務提携をするという。だが、本当にそれでいいのか。ちなみにSONY信奉者だった(アホなアメリカ人に乗っ取られた時期を除く)私は、がっかりしている。良くも悪しくも業界スタンダードなPanasonic製品、それに類似したSONY製品を買う気にならないからだ。

車で言えばHONDAファンが決してTOYOTAを買わないのと同じことだ。その理由は、ナンバーワンとオンリーワンの本質的な違いに起因している。

PanasonicやTOYOTAは、売上シェアで業界No.1を誇示してきた、言わば優良児。対して、SONYやHONDAは、他に先駆けて新しいコンセプトやデザインを製品化するオンリーワン志向を貫いてきた、言わば異端児。

市場が成熟し消費者に選択の自由が与えられたその日から、私のように人と同じ事をするのが本能的に嫌いな「少数派タイプ」の人間は、往々にしてNo.1や流行品を避けて通る。天邪鬼と嫌われても気にしない連中だ。逆に、「多数派タイプ」の人間には、周囲が自分と同じだという安心感や共有感がある。どちらが良い悪いではなく、どちらが好きか嫌いかの問題なのである。もしかするとDNAの思し召しかもわからない。

さて、我がムーンワーカーズの利用者は、「もともと特別なオンリーワン」である。彼らの個性を開花させるためには、少なくとも前述の少数派タイプの支持を得ることが必要だと思っている。そのためには、先ず我々職員が、数の論理に屈することなく既製の常識社会に立ち向かっていく覚悟が必要なのである。いつの日か「世界に一つだけの花」をたくさん咲かせたい。       (Sakai)

じゃがいもを掘ったんじゃが・・・

6月14日(木)、快晴の空の下、われら農業・環境部は Asahi Farmのじゃがいも掘り に出発した。実はこの じゃがいも、昨年11月の Chitta いも掘り会 でさつまいも に混ざって出て来て、今年3月中旬まで物置の中に忘れ去られていたものを作付けしたものだ。全部で13個、これを半分に切って植えたのだった。それより作付けした時には収穫できるか不安だったが、無事こんなに大きく立派(?)に(本当は小指の先から握りこぶしくらいの大きさまで・・・)育ってくれたのは毎日の努力のおかげである。

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その日にとれた じゃがいも は約15kg(コンテナに半分程)であった。これを袋詰めして6月23日(土)のバザーにバサーッとならべて販売した。

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(T)

オンリーワンで生きよう!

♪ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン・・・♪ と始まるこの曲は、当時国民的アイドルグループNo.1のSMAPが歌ったからこそ大ヒット曲となった。また、歌詞にも説得力があった。もしも無名の人が歌っていたなら単なる「犬の遠吠え」に過ぎなかっただろう。

かたや、スーパーコンピュータ仕分論議の場で、“なぜNo.1でなければいけないんですか、No.2ではだめなんですか”と迫った口の達者な女性代議士がいたが、物事の本質を知らないおバカ発言である。NHKのあのヒット番組「プロジェクトⅩ」にNo.2以下が取上げられたことがあっただろうか。ギネスブックにNo.2以下の記録が刻まれるだろうか。つまりNo.1とNo.2の間には天と地の開きがあるのだ。だから、何事もやるからにはNo.1を目指そう。・・・とその当時は思っていた。ところが、産業界No.1に君臨していた米国GMが破綻し、日本でもJALが破綻、東京電力も事実上破綻。角界では力の有り余っていた横綱朝青龍が引退に追い込まれ、芸能界では飛ぶ鳥落とす勢いの島田紳助が引退した。う~んむ、No.1・・・ その一寸先は破綻か引退か・・・。

さらには、破綻しかけた米Apple社がipadで、また、日影族だったLinuxがAndroidでMicrosoft社の牙城Windowsを切り崩し始め、牛丼といえば吉野家だったが、いつの間にか新参者のすき家に1位の座を奪われ、お笑い界M1グランプリでは、1位よりも、2位のオードリーやスリムクラブのほうが売れるという現象が起きている。

大切なことは、No.1かどうかではなく、消費者や大衆の支持を得ているかどうかである。

 (Sakai)

大地に触れることが大地(大事)!!

5月上旬、ようやくAsahi Farm横の農業用水路に待望の水が流れ始めました。「 有難い!これで瀬戸川まで水を汲みに行かなくて済む!!」 そして3月下旬に作付けしたレタス、ブロッコリー、なかなかの出来具合、我ながら感心をして収穫をしました。収穫して空いた所と、もう一本作った畝に「金時芋(さつまいも)」の苗を40本作付けしました。さあ秋になったら芋づるで「金時キャラ」を作る準備は出来た。じゃがいもも大きく葉が茂り立派になってきた。この夏にはどれだけの収穫があるのか楽しみである。前述のレタス、ブロッコリーは5月12日(土)に潮干狩りで取ってきたアサリと共に、みんなの胃袋を満たしました。

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自然の恵みに感謝しつつ、大地に触れる事の大地(大事)さに気付かされる瞬間でもあります。ごちそうさま。

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とっても美味しかった・・・。           (T)

潮干狩り は 新米か!?( 新舞子?)

5日9日(水)、利用者・利用者のご父兄・スタッフの合計18名は、新舞子に於いて 潮干狩り & 焼きそば大会 を楽しみました。

当日は朝から雲ゆきが怪しかったものの、当初の予定通り車3台に分乗して出発しました。

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しかし、現地に到着早々小雨がぱらぱら。「ここまで来た以上は、やるべき事はやらなくては!!」と言う事で、焼きそばを作る為のコンロの準備、なんとか炭に火が回って準備完了。潮干狩り班と焼きそば班とに別れて行動開始、相変わらず小雨が降り続く中、潮干狩り班は「あさり」「あおやぎ」「はまぐり」合わせて約100個をGET、焼きそば班は順調に3回の焼きそば(計15玉)を焼き上げました。出来上がった焼きそばを全員で完食した途端に雨が強くなり、撤収して帰ることになりました。しかし、なんとも皮肉な事に作業所に近付くにつれて良い天気となって、帰り着した時は快晴となっていました。

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今回、快く車を出してくださった なっちゃんのお父さん、心より感謝いたします。みんな、楽しんでもらえたかな? お疲れ様でした。

 (T)

婿選びの基準

今朝、ラジオで流れていた話です。

『ネイティブアメリカンのナコタ族には、婿を選ぶ基準というのがあるそうだ。それは、男が狩りから帰って来た時、獲物をまず誰に与えようとするか!である。 自分の家族で独占する男は?・・・ もちろん失格! 好きな女性の家に持っていく?・・・これもダメ! “親を亡くしたり、夫を亡くしたりして、部族の中で一番困っている人に先ず獲物を持って行くかどうか” 父親は、娘に言い寄ってくる男たちの、ただその一点を見極めたという。』

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単なる強さではない、その中に併せ持つ思いやりこそが人間の価値だと説いています。

自己中心的大国アメリカは今、彼ら先住民から「本当の偉大さ」を学ぶべきです。

一方、障がい福祉にたずさわる我々にとって、常に肝に銘じておかねばならない厳しさであり優しさだと思います。また一方、利用者にも教えなければなりません。“世の中には自分よりも弱い立場の人がいる” ということを。 “んナコタあ 知らねえ”なんて“だアメリカン”!?

一丁前に私も一女一男の父親です。もう何年も生活を共にしてはいませんが、いざその時が来たなら、娘にも息子にも、この話を伝えなければなりません、出来るだけネイティブに。

(Sakai)

畑がはったけ(ほっとけ)ない状況に・・・

うねった畝も何とか真っ直ぐに、作りに作って な、何と 8本!!

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3月下旬より4月上旬にかけて、2種類の花といろいろな野菜を植えました。現在、花はベゴニア、マリーゴールド、野菜は、タマネギ、じゃがいも、キャベツ、サニーレタス、ブロッコリー、かぼちゃ、ミニトマト、ピーマン、なす、ネギです。最近ですが小松菜とインゲン豆の種まきもしました。これだけの植物(食物?)を育てるのは大変で、水まきだけでも重労働、晴れた日には毎日、近くの瀬戸川へ洗濯・・・ ではなく、水を汲みに行ってもらう人を選択し、ポリタンク2本で3回は往復、ズボンはベタベタ、汗びっしょり・・・それでも美味しい野菜の収穫のために はったけない(ほっとけない)日々が続くでしょう。

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 (T)

城山公園で花見大会 開催

4月7日(土)、尾張旭市 「城山公園」 にて花見大会が盛大に催された。前日の強風の中、職員T(私)が公園北側の池のほとりの芝生(?)に陣取りをしました。花見当日も風が大変強く、当初の場所から少し移動しての開催となりました。

寒い日ではありましたが、天気は大変よく、訪れる人も多くおおいに賑った。桜は5~6分咲き、それなりに雰囲気は盛り上がりました。「 尾張旭さくらまつり 」 開催中で、スカイワード前ステージでは各種イベントが開催されていて、高校生ブラスバンド部のノリのいい演奏にノリノリで盛り上がったり、ステージ・ショーを見たりしました。その後、スカイワードあさひの展望台に上りました。海抜146mからの眺めはとても素晴らしいものでした。12時近くまであちらこちらで楽しんだ後、各自 家から持ち寄ったお弁当での昼食会となりました。職員Yさんは自宅の裏山で取れた竹の子を使った炊き込みご飯のおにぎりを朝早くから作り全員に振舞ってくれました。

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(裏山でたけのこが採れるなんてうらやまし~~!)とってもおいしかったので、職員Hさんは自分のお弁当を完食した上に、4つも食べたと自慢していました。私はアルコールも入っていよいよ調子が出てきました。偶然にもとなりに陣取って大宴会をしていた 「ちーとい」 の花井さんが、流しのお兄さん風に出前の歌を生ギターで披露してくれました。みんな笑顔一杯に手拍子をしたり、大合唱したりと、ますます盛り上がりました。寒さも吹き飛ぶ楽しい1日は、あっという間に終わりました。

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 (T)

障害を持っているからこそ・・・

ムーンワーカーズ開所から7ヶ月余り、手探りの中にもある種の手応えを覚え始めた頃。時には先輩方より教えを乞うことも必要だろうと、愛知県東部北端、森の中にある二つの障がい者福祉施設を利用者とともに訪ねていきました。先ずは、利用者が書いたその時の感想文をお読みいただきたい。ごく一部、かなづかいなどを直したほかは原文のままです。

「麦の里」は、とてもたくさん重い障がいの人がいて、脳せいまひの人もいて、自分ではごはんを食べることもままならないので、しょくじを見ると、ぐちゃぐちゃにこまかくきりきざんで、あれを食べさせてもらうんだと思います。あくしゅをしたかったけれど出来なかったので、とてもざんねんでした。ぎゅうにゅうパックでイスをつくるのはすごいと思いました。

「かいこ」は、ひかくてきかるい障がいの人がいて、自分でしごともしていました。しごとは、タオルにねふだをつけていたりしていました。すごいと思いました。とにかく人ずうが多かったので、自分むきではないと思いました。あそこは、それなりに人間かんけいがうまくいかないとやっていけないと思いました。どちらかというと「麦の里」の方が好きです。私はかるい障がいの人より重い障がいの人の方がみりょくてきだと思うからです。まわりの人がへんなやつだと思っても、自分なりにがんばっているんだと思います。なので、重い人の方がつよいと思うのです。     おわり

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「麦の里」さんの 作業風景

 自ら障がいを持ちながらも、自分より弱い立場の人を思いやり、親しみを持つ心。この文を読んで、私はモーレツにうれしくなりました。「麦の里」、「かいこ」の皆様から我々が学んだ以上に、利用者は、より多くのものを感じ取っていたようです。

これから先も我々職員は、利用者に教え、そして教わりながらやっていくのだと思いました。

 (Sakai)