リサイクル広場を世代間交流の場へ

尾張旭市では、資源ごみの仕訳回収業務をシルバー人材と婦人会、そして我々障害者施設に委託しています。ムーンワーカーズ作業所は、この通称リサイクル広場に今年1月より仲間入りすることになりました。現在、作業所の利用者3名と職員1名が週1回の当番曜日をいただき、施設を訪れる市民の皆様とのふれあいの中、それなりに充実した作業をこなし始めています。

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いつもは作業所内にこもることの多い利用者にとって、このように一般市民や行政など施設外の方々と交わっていくことはとても大切なことであり、作業や訓練という枠を超えた意義があると思います。そしてリサイクルといえば、ゴミ削減から環境保護つなげる全人類の最重要かつ共通のテーマでもあることを、利用者が感じ取ってくれることを期待しています。

一つ欲を言えば、現在、障害者施設、シルバー人材、婦人会という個々の単位で曜日を決めて担当しているリサイクル業務を、たとえば毎曜日に全ての団体から1名づつ出し合って共同作業する、いわば「チームリサイクル」という考えを取り入れて欲しいのです。そうすることで、今まで交流がなかった高齢者と障害者、あるいはご婦人と障害者が互いに交流できるからです。

 2006年より近隣市町村に先駆けて実施されている当市の環境事業が、今後ますます多くの人々を巻き込んでいき、地域の憩いの広場として拡がっていくことを願っております。

      (Sakai)

金八先生に学ぶ指導と体罰とのボーダー

“殴った手の方が痛いビンタもある。殴られた方だけが痛がるビンタは暴力” 大阪桜宮高校の体罰事件について、あの武田鉄矢がTV番組でそう語っていた。こう解釈できよう。“殴った手の方”というのは“殴った方の心”、教師のビンタは、時として体罰ではなく指導である。なるほど、熱血先生金八流の言葉だなと聞いていた。

武田鉄矢、桜宮高「体罰」に物申す!「好きな先生のビンタは喜び、嫌いな先生のは暴力」(スポーツ報知) - エンタメ - livedoor ニュース

それから数日後、日本柔道界でも体罰事件発覚。殴られた方から訴えがあったというが、これには流石の金八先生も閉口せざるをえまい。“熱血指導か体罰か”のボーダーは、即ち“教育か暴力か”のボーダーである。

いずれにせよ、ニュースとなった二件の真相は、ほぼ後者の暴力であろう。ところが、ここ東海地区の学校でも次々と同様の事件が明るみに出ており、風潮に流されてか、マスコミは一事が万事のごとく体罰事件と結論付けている。私は早計だと思う。なぜなら、本当のところは当事者しか知りえないからである。

だが何よりもまずいのは、一時でもそんな事件を隠そうとする学校や教育委員会、あるいは日教組などの背後組織ではないか!そして、事の真偽を確かめないうちから、まるで手柄のように体罰事件と煽り立てるマスコミもまた同罪!! よしんば教師のビンタが暴力だったとしても、それよりも数倍罪が重いと思うのである。

私は、指導者、教育者による正しいビンタは必要だとする金八先生を支持する。と同時に、いじめや暴力は弁解の余地なき卑劣な行為だと非難する者である。

障害者虐待防止法が施行されて間もない今日、我々職員には、常にボーダーラインを見誤ってはならない重い責務が課せられている。

(Sakai)

RADIO SANQ FM84.5に2度目の出演

2011年11月7日(月)、水野良一さんの サンキューイブニング に出演させていただいてから1年と2ヶ月、2013年1月7日(月)RADIO SANQ FM84.5 林ともみさんの サンキューモーニングの11時20分頃からのコーナー「 ともみ と ともに 」に出演させて頂きました。

今回は私1人ではなく、兄と義姉の3人での出演となりスタジオの中は ともみさんを含め“林”が4人も・・・

ジャングル状態(笑)での O.Aとなりました。

サンキューモーニング 月曜日の11時からは 福祉に関する話題の時間で、兄が考案した視覚障害者用の介助用具 「ハーネスしんらい」の紹介をさせて頂く事が出来ました。

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この「ハーネスしんらい」は本体にあるマジックテープ付きのベルトを腕に巻きつけて 取っ手を取り付けます。

「この取っ手が持ちやすくて 取っ手も(とっても)使い易いのです。」 などとギャグを言いながら、義姉の受講しているコーチングの話などで、あっという間に番組出演は終了しました。

「ハーネスしんらい」の詳細情報はこちらです

http://www2.ocn.ne.jp/~kirin92/6701.html

視覚障害者のご家族の方だけでなく、ヘルパーさんからのお問い合わせも多いそうです。                (H)

第2回餅つき大会開催

昨年に引き続き 正月気分を盛り上げるには欠かせない行事であるもちつき大会を1月5日(土) 作業所前の駐車場で開催しました。

“白”を3臼、“黒豆入り”を1臼 つきました。

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昨年は作業所単独で行いましたが、今年は、日頃からお世話になっている作業所向いの 森下さんと、ご近所の生活介護施設、本誌で毎度お馴染みの「ちーとい」の皆様にもお越しいただいて 餅をついて頂いたり、つきたてのお餅を食べていただきながら歓談したりと 賑やかな会となりました。

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次は桜の時期にご一緒できればと思います。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。  (H)

ノベルティ工房 その後・・・

昨年12月、2度にわたって瀬戸ノベルティ工房へ体験におじゃましました。

1回目はサンタの形になった「いこみ」の体験、これは石膏でかたどったサンタクロースの人型に長石と石膏を合わせて液体状にしたものを流し込む作業です。その後、あらかじめ出来上がっていた物へ色づけです。各々、絵の具を使って斬新なサンタに仕上げました。2度目はツリーとベルをかたどった皿の絵付けをしました。それにはヒイラギを象った凹凸があったのですが、それを無視した絵柄を描く人、それに忠実に描く人とそれぞれでした。年内最後の記念になるオリジナリティーあふれる作品になりました。

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    (T)

年頭所感

安倍新政権が掲げる経済政策、いわゆるアベノミクスに期待を寄せる国民は多くいます。しかし、一部の国民は初っ端から失望しています。私は後者の一人です。なぜなら、この政策は、“金融緩和の名のもと、がんがんお金を印刷しちゃおう、そして、国土強靭化計画の名のもと、高速道路や箱物にじゃんじゃんお金を使っちゃおう。”という短絡的発想でしかないからです。

 考えてもみてください。かつての自民党政権下で、金融緩和と無駄な公共事業を繰返してきた結果、現在の1,000兆円を超える財政赤字があるのです。しかも、バブル崩壊後のこれらの政策が日本経済にプラスの成果をもたらしたでしょうか?つまり、アベノミクスの中身は過去の繰り返しに過ぎず、目先の景気上昇の代償に次世代に莫大なツケを残す愚策ではありませんか。原発、既得権益、天下り、消えた年金、役人天国、財政赤字・・・何一つ解決しませんよね。

 そこで、対案として“ムーノミクス(Moonomics)”なるものを独自に考えました。福祉とモノづくりを地域につなぐムーノミクスには、三つの成長ならぬ“循環戦略”があります。

<その1> 持続可能な循環型商品開発

採っても減ることのない植物で作った MoonBall(苔玉)など、無から有を産み出す発想で商品開発する。

<その2> 循環型エネルギーの有効活用

使っても減ることのない自然エネルギー。ソーラーパネルや小水力発電を使ってIT機器を安定作動させることに挑戦する。

<その3> 地下資源から地域資源へ

地域資源とは、企業、学校、病院、福祉施設、行政機関等とそれらに関わる人々。それらを出来るだけ結びつけることで新たな仕事が生まれ、地域共有の財産として次世代へ循環させていく。

 ・・・という具合に、世を憂いたり明日の作業所を考えたりできるのも正月休みくらいです。

 昨年11月には、居宅介護事業所ムーンヘルパーズを立ち上げて大所帯となったムーンワーカーズ作業所。同月にめでたく2名が一般就職して、まもなく新たに2名が加わり現在の利用者数は17名となります。そして、おかげさまで2度目の正月を迎え、4日からは利用者が巻き起こす珍事?に一喜一憂する日々が始まります。

 本年もどうか宜しくお願い申し上げます。

2013年元旦       株式会社ムーンワーカー

代表 坂井与志久

ちょっと一言インタビュー

ちょっと一言インタビュー  

今回お話をしてくれたのは、ほんわか通信 第4号 での登場に続き2度目のインタビューとなった通称〝なっちゃん〟こと「なつみさん」笑顔のすてきな23歳です。

当作業所より初めての一般就職となった2名の中のひとりなのです。

ほんわか 第16号でも紹介しましたが、昨年11月の就職以来 毎日トイレ床、階段の掃除をこなし、手が空けば売り場の枕やふとん等の商品の陳列整理、年末・年始には大勢の買い物客の押し寄せる中、休みもなくたいへん忙しい日々を過ごしていた様です。

就職してから2カ月が過ぎましたが、今年になって、お客様から1度、服装の事で注意をされたことがあって落ち込んだそうですが、スタッフの方々の慰めや、彼女の持ち前の明るさもあって立ち直りも早く、いわゆる「5月病」にもならず、お店の雰囲気も少しずつ慣れ「仕事が楽しいです」と言ってくれました。

彼女は、若干 時間にルーズなところがあるので、店長さんより「遅刻はしないように」と注意を受けたそうです。

最後に 本人より「これからもやっていく自信はあります」との宣言がありました。私たちスタッフにとって何よりもの喜びであります。応援しています。

私たちは1人でも多く後に続く人が出るよう頑張るし、就職後も可能な限りサポートしていきます。           (T