がんじぃの農園自立支援

自分の農園から道具や肥料を提供するなど、これまで無償の精神でほんわか農園に貢献してくれたYさんに、本格的にこの農園をお任せすることになった。そんなわけで、手始めにYさんの農園に残っていた”しそ”を掘り起こし、ほんわか農園に移植した。同様に水溜も掘り起こして移植した。虫がわかないよう蓋付きだ。
さらに道具箱も掘り起こして移植した。疲れたときの腰掛にもなる。
そこで、以後Yさんのことを、植民地解放からインドを独立に導いたガンジーにあやかって、”農園自立の父がんじぃ”と呼ぶことにした。(半分ほんとの話?)

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土に混ぜた苦土石灰も落ち着いた翌週末、今度は醗酵鶏糞を混ぜ、マルチをかぶせてしばらく寝かせることに・・・。
ところでマルチって何?Wikiによるとマルチシートの効果は

・雑草の繁茂を押さえる

・土壌の団粒構造を維持する

・肥料の流亡を防ぐ

・地温の調節

・土壌の跳ね返りを防ぎ、

・収穫物の汚損防止や病害

抑制になる

・土壌からの水分蒸発を抑えるとある。でも、見た目ただの透明ビニールなのだが・・・。さらに、Wikiでは  黒色マルチ 地温上昇に効果があるが、マルチ自身の温度が高くなるため、葉焼けなどが発生しやすくなる。 透明マルチ:地温上昇に効果がある一方、雑草が繁茂しやすい。  色の違いには一長一短あるようです。

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(Sakai)

なっちゃん父の苔玉大作戦

なっちゃん父のひた向きなご提案により、ムーンワーカーズの新製品が誕生した。
ある日、「まりも」と「盆栽」がくっついたような 変てこな植物体を片手に、なっちゃん父は作業所にあらわれ、唐突に言った。
”み~んなで、これ作ったらお~もしろいでぇ!そ~んなよぉ *河童よりよぉ、よぉ~っぽどいい金になりゃせんか!?”

image020 *河童とは、内職作業で作っている垢取りボール

それにしても口が悪い、けど、やることは やってくれる人だ。そんなわけで、なっちゃん父指導による苔玉プロジェクトがスタートした。 苔はなっちゃん父の家のそばでゲット。
”こ~んなもんは、草取るより簡単に取れるわ”
採ってきた苔に水分&養分を与え、上にお好みの一本を差す。
”まぁ、てぇき当に苔を置いてなぁ、その真ん中にズボッとな・・・”
メッシュで包み込み形を整える。
”こうやってな、でっけぇおにぎりを作るわけよ”ビニールひもで固定する。
”ほんでなぁ、こーれにこいつをこーやって巻き付けてなぁ”
しばらくたってからメッシュをはずし、ミシン糸でぐるぐる巻く。
”ほぉれ、なつみぃ 見てみよ! 簡~単にできたやろ~”

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意外と簡単にできちゃうみたい!

 (Sakai)

ワクワクドキドキのエアーパーク

9月26日(水)ムーンワーカーズ作業所から9名の隊員(?)達は、航空自衛隊浜松基地 エアーパーク に行って来ました。

東名高速 浜松西インターを降りて基地は目の前、すぐに到着のはずでしたが、あまりにも広大な敷地の為、探し求め基地をほぼ半周、よりによってエアーパークは一番奥にあり、やっとの思いで辿り着きました。

基地に着陸したならここに来た一番の目的であるフライトシミュレーターの予約をして任務を成し遂げなくては・・・と展示格納庫に入ってびっくり!その中には戦闘機やヘリコプター合わせて19機が、「わー!すご~~い!!」の声、さっそく「T-2ブルーインパルス」のコックピットで二人の隊員?の記念撮影、「カッコいい~~!!」と かつ君 に歓声、でも緊張でなんか顔が引きつっているみたい。いよいよ次は浜松基地を離陸してから着陸するまで約10分の操縦体験が出来るフライトシミュレーター、ワクワクドキドキしながら順番待ち、そしてコックピットへ、体験を終えた人に感想を聞くと「まあまあ楽しい」「べつにー」とあまり気のない返事、皆さん初級の自動操縦であったからでしょうか?ちなみに筆者は 中級の手動操縦で3回着陸に失敗して落ち込んでしまいました。初めての経験なので仕方がないかな・・・。でも良い体験をさせていただきました。私的には天井から吊られていた「 ゼロ戦 」を見て更に心がブルーになりました。年なのでしょうか。

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私たちが館内を見学中にも練習機が何度も轟音をたてながら離着陸を繰り返していました。国防の為に隊員の皆さんは訓練をされているのでしょう。

見学も終わり、最後にジェット練習機の前で全員の記念撮影をしました。皆さんそれぞれが心に何かを刻み、考えてもらえればと思いつつ帰路につきました。

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               (T)

名古屋港水族館 珍道中

スッキリと晴れわたった青空の下、8月30日(木)みんなで計画を立て楽しみにしていた 名古屋港水族館の見学 に参加者総勢15名が、車3台に分乗して出発しました。嬉しくて前日寝むれなかった人も何人かいたようでした。11時からのイルカショーでは8頭のイルカとスタッフの息の合ったパフォーマンスに感動したあっと言う間の30分でした。

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前列に座って見ていた何人かは大量の水を被ってびしょ濡れになってしまいました。その後展示水槽の見学となりマイワシのトルネードの美しさに「 写真を撮らねーと(トルネード)! 」などと言いつつもみんなはじっと見入っていました。ウミガメの餌やり体験もさせてもらったり、本当に感動と楽しさ満載でした。一通り見学も終わり館内で昼食を食べることになりました。その時にU君の嬉しさのあまりの「 ケツ出し事件 」が勃発、皆さんを楽しませて(?)くれました。U君の起こした事件だけに 半ケツ(判決)は U罪(有罪)でしょう・・・。いつもの通りドタバタもた~くさんありました。はしゃぎ過ぎて帰りの道中で寝てしまった人もいたようでしたが事故やケガも無く興奮と感動の1日を過ごすことが出来ました。 (T)

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ボランティアで陶器「量り売り」

先週木金土の3日間、多治見駅前のショッピングセンターで開催された陶器の「量り売り」を手伝ってきました。久しぶりのボランティアです。うわさに聞く多治見だけあって、外はうだる様な暑さ。それも手伝ってか、昼近くになると ”うながっぱ”に押されるように、店内は涼み客でそこそこ賑わいました。

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さて、瀬戸と並ぶ陶器の街、多治見でも、この「量り売り」は珍しかったと見えて、3日間で70kg以上の器が量りにのせられたのですが、まだまだ倍量の器が残っています。

実のところ、これらの器を作ったのは土岐に登り窯を構える一人の作家さんで、お気の毒にも数年前に脳梗塞で倒れられたのこと。

ご本人は、入院から通院へと現在回復途中も作陶復帰までには至らず、その間ほこりに埋もれてしまった大量の作品を ”少しでも処分して生活の足しに” と今回の「量り売り」となったわけです。
京都に生まれ育ったこの作家さんは、若い頃にかの有名な河井寛次郎に師事しており、個展を開けば茶碗ひとつが5万円という、まずまずの方だったようです。
その辺を見抜いてしまったお客さんは ”なんか、申し訳ないですねぇ、こんなに安くていいのかしら” なんて、かしこまりながらも箱書き付抹茶碗を数百円で買っていました。

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個展価格から実に二桁落ちです。私とてモノづくりで生きてきた人間、一個の作品の裏には十個の習作があることくらい想像がつきます。果たして土代くらいは出たのでしょうか。されどされど、これも世の流れか、結局大量に残ってしまった器をどうしたものか?
片付け終わって外に出れば、アスファルトからの照り返しが残るけだるい暑さ。それに相まって不条理感ひしひしと残る私とは裏腹に、ムーンワーカーズ利用者たちの顔には、人助けという希少な体験を終えた充実感があふれていました。         (Sakai)

ヘルパー2級取得 おめでとう!

なっちゃんがヘルパー講座に通いはじめて3ヶ月。毎日、作業所に戻ってからみっちり復習、休みの土日も寸暇を惜しんで宿題をこなし、たまには横道はずれて畑の観察をしつつ、時には横目でダイエットの本を読みつつ、メモった大学ノートは3冊びっしり、そして何よりも無遅刻無欠席、人よりハンディがある分モーレツにがんばりました。ところが、いよいよ週明けは終了式だという週末、ちょっとしたハプニングがありました。なんと、最後の期末テストに不合格だったことが発覚したのです。折りしも土曜日は、朝から作業所のみんなと川原でバーベQ大会でした。そして、なっちゃんの誕生日でもありました。
”なっちゃん、誕生日だからって呑気に肉喰ってる場合じゃないー”

”へへっ…月曜に追試受けるから大丈夫だもん、ふふっ…

かな?…”

どんな時でも笑顔を絶やさない本人は、がんばり屋だけど、そう、天然性お気楽症候群なのです。
終了式当日、作業所でハラハラしながら連絡を待っている私に、なっちゃんから電話がかかってきました。

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なっちゃん ”終わったよー、迎えに来てー、へへっ…”

私    ”へへっ じゃないよ、合格したのかい?”
なっちゃん ”なんか、もらったよ、賞状、ふふっ…”

    ”ふふっ じゃないよ、ちょっと先生にかわって”

先 生   ”なっちゃんは完璧に 合格 しました!”
   ”…?へへっ、ばんざ~い!!、ふふっ…

半ば合格をあきらめていた私は、歓喜のあまり、なっちゃん の

”へへっ… ふふっ…” を連発してしまったのです。

かくして、なっちゃんは晴れてヘルパー2級の資格者となりました。

終わりよければ全てよし、 めでたし、めでたし。

 されど、なっちゃん にとって、これからが就労に向けた本当の戦いの始まりなのです。そして、なっちゃんに続く次なるチャレンジャーは誰かな?  ふふっ、 乞うご期待。

(Sakai)

エココラボThe NAGASHI SOUMEN

日本が世界に誇る最大の資源「水」、切っても勝手に生えてくる地域資源「竹」、使っても減ることのない無限エネルギー「重力」、そして地元スーパーで買った「そうめん」、これらを巧みにコラボさせた究極のレクリェーションを『流しそうめん』という。“究極”とくれば“至高”、その至高の位置から矢継ぎ早にそうめんを投入してくれたのが、ご近所の生活介護施設、おなじみの「ちーとい」さんです。

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そうめんを流したあとも、おにぎり、フランクフルト、漬物、かき氷まで、いやはや、まさに“究極のメニュー“でした。今回はまるっと、お世話になってしまいましたが、次回は“至高のメニュー”を思考して、「ちーとい」の皆さんをお招きしたいと思います。ちなみに、「ちーとい」率いる花井さんは、4月の花見会以来、「流しのおじさん」として、ムーンワーカーズ利用者に親しまれています。

(Sakai)

ヨッシーの居酒屋奮闘記

「 気は優しくてお人よし 」いつもニコニコ顔のヨッシーが板場修行に入ってもう5ヶ月。今日もまた、親方にどやされながら、揚げ物、串焼きとそこそこ器用に仕事をこなしていました。

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「もともと料理が得意だったんだよね」と周りがおだてると、大きく胸張って「そうでもないけどね」なーんて、おいおいっ、まだ新入りでしょうが。かといって、「もともと態度がでかいんだよね」と皮肉ると、余計にふん反り返ってしまう、ほーんと、お調子者なのね。

でも、ちょっぴり欠点もあるんだよね。漢字が苦手、計算も苦手(なぜか つり銭だけはすぐ計算する)、緊張するとどもる、やることがアバウト、それにメタボ・・・ ちょっぴりどころじゃないって思った貴方、まぁ、人誰しも似たり寄ったりじゃないですか。

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親方は、口では厳しいこというけど、とっても面倒見がいいのね。それに、先輩たちもみんな陽気で親切なのね。早いとこ一丁前になってな! よっし、一丁呑みに行くべか!!

このように、ムーンワーカーズでは地域コミュニケーション&ノミニケーションを大切に育てています。

(Sakai)

ありがとう!野口の郷ふれあい祭り

7月14日(土)、小牧市老人福祉施設「野口の郷」において「ふれあい祭り」が開催されました。プログラムには「晴子さんの似顔絵コーナー」と事前にPRしていただいての参加となりました。10:00から30分の前半と11:30からの後半とに分けての開催となりました。受付開始から大盛況となり、あまりにも申し込みの方が多く描き切れないのでは・・ という事で後半での申し込みをされた方も前倒しをして描く事になりました。合計で26人の似顔絵を描かせていただきました。

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そんな中で一人の女性が、開催内容に合わせ色紙を持参され、「遺影にしたいのでこれに似顔絵を描いていただけますか?」と差し出されました。こんな事は今回が初めてです、晴子さんもその似顔絵には失敗は許されないので全神経を注いで描きました。出来上がりは良く大変満足された様子で、陳列していた絵葉書も何点か購入して頂きました。似顔絵がこんなふうに評価されていた事は本当に驚きで、とてもありがたい事です。閉幕後にも何人かの人たちが「描いてもらえませんか?」と来られましたが、また次回のお楽しみという事にさせていただきました。最後になりましたが、野口の郷のスタッフの方々に心より感謝御礼申し上げますとともに、また似顔絵コーナーを開催させていただけるのを楽しみにしています。

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七夕祭りは タナボタ祭り?

7月7日(土)、作業所で七夕祭りが盛大に開催されました。みんなが前日までに作った折り紙や、各人の希望や願いを書いた短冊を、職員Yさん宅の裏山から切り出した笹に飾り付けました。

短冊に書かれた願いは超現実的で、「宝くじ高額当選」や「別荘が20軒持てますように」など、まさしくタナボタ狙いのものや、「中日ドラゴンズが優勝できますように」「元気で過ごせますように」「コロンと死ねますように」等、趣味や日々の生活に密着したもの(?)まで、大きな野望や願いが込められていました。願い事が叶うといいですね。

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その後全員で「ホットケーキ」と「三色だんご」を作りました。(七夕と関係があるのかなぁ?)生クリームやジャム、バター、フルーツ等をトッピングして美味しくいただきました。

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食べている間に社長から「宇宙」や「星座」の難しい話しがありましたが、皆 食べる事に夢中だったのか、難解なのか聞いている人はほとんどいませんでした。その後の紙芝居風に仕上げてある七夕の物語は全員集中して観ていました。満腹になって、あっ という間に予定時刻となってしまい楽しい会は終了となりました。

(T)