畑がはったけ(ほっとけ)ない状況に・・・

うねった畝も何とか真っ直ぐに、作りに作って な、何と 8本!!

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3月下旬より4月上旬にかけて、2種類の花といろいろな野菜を植えました。現在、花はベゴニア、マリーゴールド、野菜は、タマネギ、じゃがいも、キャベツ、サニーレタス、ブロッコリー、かぼちゃ、ミニトマト、ピーマン、なす、ネギです。最近ですが小松菜とインゲン豆の種まきもしました。これだけの植物(食物?)を育てるのは大変で、水まきだけでも重労働、晴れた日には毎日、近くの瀬戸川へ洗濯・・・ ではなく、水を汲みに行ってもらう人を選択し、ポリタンク2本で3回は往復、ズボンはベタベタ、汗びっしょり・・・それでも美味しい野菜の収穫のために はったけない(ほっとけない)日々が続くでしょう。

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 (T)

城山公園で花見大会 開催

4月7日(土)、尾張旭市 「城山公園」 にて花見大会が盛大に催された。前日の強風の中、職員T(私)が公園北側の池のほとりの芝生(?)に陣取りをしました。花見当日も風が大変強く、当初の場所から少し移動しての開催となりました。

寒い日ではありましたが、天気は大変よく、訪れる人も多くおおいに賑った。桜は5~6分咲き、それなりに雰囲気は盛り上がりました。「 尾張旭さくらまつり 」 開催中で、スカイワード前ステージでは各種イベントが開催されていて、高校生ブラスバンド部のノリのいい演奏にノリノリで盛り上がったり、ステージ・ショーを見たりしました。その後、スカイワードあさひの展望台に上りました。海抜146mからの眺めはとても素晴らしいものでした。12時近くまであちらこちらで楽しんだ後、各自 家から持ち寄ったお弁当での昼食会となりました。職員Yさんは自宅の裏山で取れた竹の子を使った炊き込みご飯のおにぎりを朝早くから作り全員に振舞ってくれました。

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(裏山でたけのこが採れるなんてうらやまし~~!)とってもおいしかったので、職員Hさんは自分のお弁当を完食した上に、4つも食べたと自慢していました。私はアルコールも入っていよいよ調子が出てきました。偶然にもとなりに陣取って大宴会をしていた 「ちーとい」 の花井さんが、流しのお兄さん風に出前の歌を生ギターで披露してくれました。みんな笑顔一杯に手拍子をしたり、大合唱したりと、ますます盛り上がりました。寒さも吹き飛ぶ楽しい1日は、あっという間に終わりました。

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 (T)

障害を持っているからこそ・・・

ムーンワーカーズ開所から7ヶ月余り、手探りの中にもある種の手応えを覚え始めた頃。時には先輩方より教えを乞うことも必要だろうと、愛知県東部北端、森の中にある二つの障がい者福祉施設を利用者とともに訪ねていきました。先ずは、利用者が書いたその時の感想文をお読みいただきたい。ごく一部、かなづかいなどを直したほかは原文のままです。

「麦の里」は、とてもたくさん重い障がいの人がいて、脳せいまひの人もいて、自分ではごはんを食べることもままならないので、しょくじを見ると、ぐちゃぐちゃにこまかくきりきざんで、あれを食べさせてもらうんだと思います。あくしゅをしたかったけれど出来なかったので、とてもざんねんでした。ぎゅうにゅうパックでイスをつくるのはすごいと思いました。

「かいこ」は、ひかくてきかるい障がいの人がいて、自分でしごともしていました。しごとは、タオルにねふだをつけていたりしていました。すごいと思いました。とにかく人ずうが多かったので、自分むきではないと思いました。あそこは、それなりに人間かんけいがうまくいかないとやっていけないと思いました。どちらかというと「麦の里」の方が好きです。私はかるい障がいの人より重い障がいの人の方がみりょくてきだと思うからです。まわりの人がへんなやつだと思っても、自分なりにがんばっているんだと思います。なので、重い人の方がつよいと思うのです。     おわり

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「麦の里」さんの 作業風景

 自ら障がいを持ちながらも、自分より弱い立場の人を思いやり、親しみを持つ心。この文を読んで、私はモーレツにうれしくなりました。「麦の里」、「かいこ」の皆様から我々が学んだ以上に、利用者は、より多くのものを感じ取っていたようです。

これから先も我々職員は、利用者に教え、そして教わりながらやっていくのだと思いました。

 (Sakai)

受容と供給のバランス

「老いることは限りなく障がい者に近づくことだ」という言葉が真実ならば、自分が障がい者を共感できるようになるまで、あと20~30年かかることになる。それまでの間、我々は彼らに対し、どんな訓練作業を供給していけばよいのだろうか。一般社会への復帰を目指す就労支援において、それは本質的な課題である。

▼人はヒト、物はモノ

作業する人が健常者であれ障がい者であれ、そこで造られたモノを世に出す以上、そのモノには、いただくお金に見合った価値がなければならない。なぜなら、モノづくりの業界では結果としてのモノが全てであり、そのプロセスを担っているヒトは何ら関係ないからである。したがって「べてるの家」に根付く合言葉、失敗しても“それで順調”などという“ダメもと的価値観”は大変な足かせになっていて当然だ。今や、年間1億円を超える昆布を製造販売しているこの授産所には、おそらく何億円にも上る“人並み以上の苦労”があるのだろう。

image007段ボールを芯に作った写真立ての価値は?

▼責任者はいない、みんなが当事者だ

べてるの家には、責任者がいないらしい。事業のルール上、「サービス管理責任者」はいても、生活共同体としての責任者やリーダーを決めないということなのか。私は大賛成である。なまじっかに責任者を作ることで、個人の責任が集団の責任になったり、その逆だったり、かえって責任の所在を不明瞭にしているのが健常者社会の常ではないか。役人や政治家がその典型であるように、とかく群れをなしたがる日本人が国際社会において自立できない理由はここにあると思う。反対に責任者がいないことの裏返しは、全てが自己責任ということであり、だからこそ、べてるには、自己を問いただすための「当事者研究」が行われているのだ。障がい者一人ひとりの自立を促す上で、このようなべてるのポリシーは、是非とも見習いたいものである。

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▼淡水魚は海では暮らせない

今いえることは、健常者の価値観を強要して健全?な社会に送り出すことが、必ずしも障がい者を救うことにはならないということ。川の清流に対して海水が淀んでいるという意味も込めて、そのことは淡水魚を荒漠たる海に放つ行為に等しいからだ。だがそうなると、そもそも障がい者の自立支援とは何か?と振り出しに戻ってしまうのである。思うに、健常者の立場からのみ「受容と共感」を掲げるなど、実におこがましいことではないのか。

10年ほど前に“今日も順調”と昆布を売り歩いていた「べてるな人たち」と出会って以来、私は“それがどうした?人生そんなもんでしょ”を座右の銘とし、自らを受容している。

image009(Sakai)

畝がうねってしまって・・・

Asahi Farmでは、2月18日、出勤していた利用者・スタッフ合わせて12名で、土造り作業を再度実施しました。当日、天気は良かったものの、非常に冷たく強い風が吹く状態でした。各々スコップや鍬を手に持ち、まず土を掘り返し、肥料の牛糞を撒き混ぜ合わせ、とりあえず、長さ約5mの畝を4本つくることになりました。畝を作り始めると目安になるものが無かったこともありどんどん曲がってしまいました。「まっすぐ作らないとダメだよ! 畝がうねってるよ!!」 なんていう声が飛び交う中、作業開始から1時間程で何とか予定通りの畝が出来上がりました。次回は、残りの畝作りと作付けの予定です。何を作るかは次号以降でご報告します。

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節分豆まき会と恵方巻づくり

節分は「せち分かれ」とも言い、季節の変り目、立春の前日を示す言葉です。現在では、立春の前日 2月3日が「節分」になります。“魔が滅する”という言葉、「魔滅」から、『豆』をまいて邪気を外へ出す風習になったそうです。

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そこで、2月3日 節分豆まき会を開催しました。朝から、お向いの森下さんにもご参加いただき、利用者、スタッフ皆で豆をまいて鬼を追い出し、恵方巻を作ったり、わいわいと楽しく時間が過ぎました。午後からは、御近所の通所介護施設の みどり さんで出張豆まきをさせていただきました。

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さて、次は ひなまつり のプランを立てなければ・・・

森下さん、3月もご面倒をおかけしますが宜しくお願いします。

書初めと餅つき

ムーンワーカーズ作業所にとっては、初めての新年、あちこちの施設でも行われている「書初め」と「餅つき」を利用者、スタッフみんなで楽しんだ。

  • 書初め大会

お題といえば「今年の抱負」。そこはお決まりとなっているが、中身は人それぞれ。紙がなくなるまでたくさん書いた内の一枚を本人に選んでもらった。

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  • 餅つき大会

正月気分を盛り上げるには、欠かせない行事でしょう。“白”を2臼、“黒豆入り”を2臼ついたが、餅米が余ったので赤飯とちまきを作った。1月中旬まで餅米だけで過ごした人がいたとか…。

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年頭所感

ムーンワーカーズ作業所が開所して5ヶ月が経った現在、10人の利用者たちは作業所の内外で元気に作業に励んでいます。

入所当時、ほとんど無口だった人も次第に口数が増え、最初から口数の多かった人は相変わらずでしょうか。マイペースながらも、みんなそれなりに一生懸命でした。

食品のシール貼りや袋詰め等の作業を淡々とこなしてくれた人、イベントでパフェを作ったり、コロッケを売ったりしてくれた人、毎朝早くから南知多に出かけ、車に何杯もイモヅルを採ってきてくれた人、毎日毎日、イモヅルの選別やイモ洗いをしてくれた人、シールを作るため、何枚も何枚も金時イモの絵を描いてくれた人、出来た食品を持って、日曜日でも半田や一宮で販売応援をしてくれた人、畑作業をしてきたなかで、休みの日でも野菜の成長記録を採ってくれた人、老人福祉センターで40人以上の似顔絵を描いて、お年寄りを喜ばせてくれた人、作業所のゴミ捨てやトイレ掃除をいつもすすんでやってくれた人、 …などなど、色々な作業を一通りやってみる中で、共同作業で力を発揮する人、一人でこつこつやる人、人が持っていない才能を持っている人という具合に、利用者各々の特性や得手不得手が表れてきており、職員とのコミュニケーションもより親密なものになってきています。今後ともムーンワーカーズ作業所は、利用者の特性を活かして、より一層新しい作業にチャレンジしていきます。どうか本年も宜しくお願い申し上げます。

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ムーンワーカーズ一同

収穫野菜でクリスマス会

12月22日、今日は待ちに待ったクリスマス会。作業所では、数日前からダンボールのツリーや色紙の飾りをみんなで作り、カラオケの練習もして、さあ、あとは食べるものだけ!

2日前にみんなで収穫した野菜(小松菜、春菊、トホホ大根)と干しキノコ(さかい謹製)をたっぷり入れて…っと、あれっ、肉は?“なっちゃん、さっちゃん、はるちゃんで肉だんご作ってね”っと “だんご3兄弟かい”って “3姉妹だよ” でも、なぜかヨッシーだけ、葉っぱのあえ物作ってんの? “あえっ” 冗談はさておき、次はメインのケーキを女性3人で作って、準備完了。みんなで共同作業をすることは楽しいいけれど段取りするスタッフのほうも大変です。

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普段の作業とは違う一面が利用者、スタッフともに垣間見れた楽しくも充実した一日でした。

Asahi Farm だより

アサヒファーム“ほんわか農園”の朝は水汲みから始まる。愛知用水からの揚水時期が終わったので、近くに流れる瀬戸川の瀬戸際までポリタンクで汲みに行く。2個分40kgを一人で持つには向こうミズすぎるが、1個分では水平が取れない。“ミズくさいこと言わずに一緒に行くぞ”と力持ちを誘ってウォタウォタと水を確保。

さて、10月中旬に種蒔きした野菜たが日々育っている。春菊 6~10cm小松菜 10~20cm、総太り大根 10~23cm、みの早生大根 5~20cmと、いささか “ふぞろいの野菜たち”だが “ベジ~マイラブ♪”である。

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みんなで造った看板を立てて、想い出の一枚をパシャリ。

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